顧問弁護士の選び方 その2

投稿日:2017年2月1日

カテゴリ:事務所ブログ

顧問弁護士を選ぶ際、次に大切な点は、その先生が、連絡の取りやすい弁護士かどうか、連絡を取ってくれる先生かどうか、というところです。

会社さんにとって、相談ごと、もめごとは、突発的に発生することが多いものです。慌てて電話しても「今日は弁護士は出張です。明後日まで、連絡が取れません」「いつ時間が取れるか、判りません」という弁護士では困ってしまいますし、役に立ちません。

 確かに、弁護士は、裁判所に行ったり打ち合わせに行ったり、交渉や立ち合いなどで、事務所を不在にすることが多いものです。しかし、それでも、お客様を本当に大切にするのであれば、弁護士は、その合間を縫ってなんとか時間の都合をつけ、お客様に連絡を取ろうとします。もしくは、事務局に伝言を残すなどして、お客様の不安を多少なりとも和らげようと努力します。

 そのような工夫もせずに「今日は連絡が取れません。明日も終日連絡できません」ということでは、顧問になっている意味がありませんし、そもそも本当に顧問先のことを案じている弁護士かどうか疑問にも思えます。もし、その弁護士が、「忙しくても、なんとかして連絡をとってくれる弁護士」「たとえ、裁判の合間のような、ほんの少しでも、時間を割いてくれる弁護士」であれば、それは、いい顧問弁護士であると言えるでしょう。